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コーヒー1杯分の我慢料

ふと思い出したから書くね。


2011年3月11日、当時東京で1人暮らしをしていた家に居た私は

2度の大きな地震に怖くなって近所のファミレスに避難していた。



何を頼んだかはあまり覚えてないけど、確かコーヒーを飲んでいたように思う。


ボーッとしていると、

「ここ、良いかな?」と60歳ぐらいのおじさんが声をかけてきた。


4人がけのボックス席に1人佇んでいた私は反射的に、どうぞ、と答えた。



よっこらしょ、と腰を下ろし、

話題は必然的に地震の話になっていった気がする。


時間にして5分10分ぐらいだったろうか。

食に関わる仕事でいつか開業したいと話すと、


「ふーん、女の人は舌がバカだから止めた方がいいよ」


「俺のカミさんさ、全然味が安定しないの。俺の友達のカミさんもそうらしいよ。

 だから、女の人ってそうなんだよ」




確かに、女性は生理の関係で味へのアプローチ・感じ方が変わることもあるだろう。

それに、メディアで取り上げられる料理人は男性が多い。

ある意味、真理に近いのかもしれない。


でも、今言わなくても良くない???

今日初めて会ったばかりなんですけど。


そう思いつつも、1人で居たくない心理が勝り、すぐには席を立たなかった。



あのおじさん、なんだったんだろ?

デリカシー無しお君か、話聞いてほしいマンだったんだろうと10年経った今は思う。



そろそろ退席する旨を伝えると、無しおさんは気持ちよく、

「おう、払っとくよ」と返した。



これならパフェも頼んじゃえば良かったかな〜


でも、我慢料へのお賃金だと思えばファミレスのコーヒー一杯が妥当かな。


だってさ、パフェの1,000円のために

無しおさんの話を聞いたり、適当に相槌打ったりして、

それこそ「なんなの? この時間」って感じ。


私はキャバクラのお姉さんじゃないのだ。

というか、キャバクラのお姉さんは1,000円じゃ話を聞いてくれないだろう。



いずれにしろ、1円分の我慢すら、まっぴらごめんなのだ。




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